読み:
ぶちょうのはないき
カテゴリ:
プロアルテ
解説:
指揮者を立てないプロアルテにおいて、曲を開始する際に、演奏者がタイミングを合わせて音を揃えるのは、常に重要な一つの課題となる。大抵の曲では、最初に音を鳴らすメンバーの中から合わせる対象メンバーを決め、そのメンバーの準備に他のメンバーが合わせて入ることで、開始音を揃えている。けれどものっけから速いテンポで始まる曲では、準備もごく小さなものとなり、開始タイミングを上手く測ることができないことがある。そうした場合にプロアルテにて利用される、曲開始音を合わせるための一つの手段。
読み:
ふよみ
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
ある演奏曲について、曲想付与うんぬん以前に、アサイメントにおける自分の担当音を明確にし、出現箇所やテンポ・タイミングなどを把握するために行う練習。この過程で、アサイメントにおける細部調整(隣の演奏者などとの一時的なベルの受け渡し・持ち替えなど)が行われます。 使用例:「そろそろ譜読みの段階は終わりですよ!」また一番最初に行う譜読み練習を「初見」と呼ぶ場合もあります。
読み:
ぷらっく
カテゴリ:
ハンドベル奏法
解説:
(英)Pluck。ハンドベルにおける、弦楽器のピッチカート、ピアノのスタッカートに相当する奏法。通常、ベルはスポンジと呼ばれる弾力性のあるマットの上に置かれる。プラックでは、ベルをスポンジの上に寝かせ、ベル内にあるクラッパーという部品を指ではじくことで、ピッチカートやスタッカートのような残音の残らない、「ポロン〜♪」「ポロン〜♪」という音質を実現させている。<プラックで演奏するメンバー>
読み:
べるけーす
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
ベルを収めるケースのこと。プロアルテで使用しているマルマーク社製のものでは、木製で外側には黒いコーティングがされ、ベルを収める内側は、ベルの形に刳り貫かれて、その表面は赤い毛皮のような繊維で覆われている。プロアルテで使用している5オクターブの場合は、全部で9ケースとなる。A3用紙サイズの小さいケース(7ベル) × 2ケースかなり大きいローベル用ケース(C3〜D3、D#3〜F#3) × 2ケース大きいローベル用ケース(G3〜B3) × 1ケースまあまあ大きいローベル用ケース(C4〜D#4、E4〜F#4+6ベル) × 2ケース平べったいケース(G4〜xx、xx〜xx) × 2ケース個人的には、ボロボロになったベルケースの外観ほど、その団体の波乱に満ちた演奏や練習活動を反映するものはないと思う。
読み:
べるだこ
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
ハンドベルの練習・演奏を長時間・長期間に渡って継続することにより、ベルのハンドル部分に、手の特定の箇所が触れ続けることで、できてしまう『たこ』。ハンドルを竹刀の『つか』、ハンドルカバーをその『つば』に見立てれば、『竹刀だこ』が出来上がる過程と原理は同じと言える。<ベルだこをテーピングしたあるローベラーの手>
読み:
べるみがき
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
ハンドベルの練習においては、指紋、手の脂、汗などの様々な原因によって、ベル自体が汚れていく。コンサート前に、その汚れたベルをポリッシュや布などを用いて、綺麗にピッカピカにする作業。<ベル磨きの様子1(2009年)><ベル磨きの様子2(2000年)>
読み:
まるまーく
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
Malmark, Inc。アメリカに本拠を置くハンドベル・メーカー。シューマリック社製のベルに比べて柔らかな音質であると言われる。ピアノの鍵盤と同じように、正音は白いハンドル、半音は黒いハンドルと色が分けられている。プロアルテでも使用させていただいております。
読み:
みどる
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
ハンドベルにおける低音部でも高音部でもないパートのこと。またそのパートを担当するリンガーたちの総称。 使用例:「ええと・・・ミドルが聞こえてこないんですけど・・・」花形として主にメロディを担当するハイベルや、伴奏として「縁の下の力持ち」であるローベルに比べて、パートとしての存在感が、比較的薄い。けれども実際には、一つの曲の中でハイベルとローベルの要素の両方を要求されることも多い重要なパートであり、例えば、一つのある小節の中で続く音を、最初はメロディとして、続いては伴奏として打ち分ける、といった器用さが要求される場面も多々ある。音域としてのパートは、「ローベルでもハイベルでもないところ」という消去法的な定義になりがちなことが多い。またミドルを担当するリンガーを「ミドラー」と呼ぶのは余り聞かない。
読み:
みゅーじっく・べる
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
ハンドベルとの最大の違いは、ハンドベルでは内部のクラッパーがある一定方向にしか動かないのに対して、ミュージックベルではクラッパーの動く方向に制約がない点が挙げられる。またキャスティングと呼ばれるベルの外観の殆どを占める金属部分の材質も、ハンドベルとは異なる。
読み:
もうあしたこんさーとでもいけるんじゃない?
カテゴリ:
プロアルテ
解説:
コンサート前の練習において、その曲に対して、ある程度の完成度に到達したという実感を伴って、口にされる言葉。以前にコンサートで演奏した曲、いわゆるレパートリを、別の年に初めて練習した際などに、「この曲については身体が覚えてました。今年も行けそうです」などの意味で使われる。但し、そう言った本人のみの実感である場合もあり、下記のような状況もありうるので、真の意味で明日コンサートでも問題ないかどうかは判らない。「この曲、もう明日コンサートでもいけるんじゃね?」「・・・・・・・・・。もう一回通してもらえませんか・・・」
読み:
りんぐ
カテゴリ:
ハンドベル奏法
解説:
(英)Ring。ハンドベルにおいて、最も頻繁に使われる、基本的な奏法。ハンドルを下に握りながら腕を回して、拍に応じた準備の後にベルを鳴らし、残音を響かせながら、胸(や場合によっては指)をベルに当てて音を消す。<リングで演奏するメンバー>リングでは、基本的に腕は円運動を描く。
読み:
ろーべらー
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
ハンドベルのローベルパートを担当する演奏者のこと。ハイベルの演奏者のことを、ハイベラーと呼ぶのと同様に、ただ何となく、「〜する人、〜するもの」を表す接尾語「-er」を「Low Bell」に付けてみて呼んでいるだけで、恐らく正規の英語表現ではない。
読み:
ろーべる
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
低音部のパートを担当するハンドベルのこと、またそのパートを担当するリンガーたちの総称。 使用例:「ローベル、もっと強くて良いよ!」音が低くなるに従い大きさ、重量を増すハンドベルでは、低音になるほど鳴らすのにパワーを要する。一般的には、曲のメロディーよりも伴奏やリズム部分を担当することが多い。演奏団体、あるいは演奏曲によって、具体的にどの音からを「ローベル」と呼ぶかは様々だが、大抵の場合、B3以下は「ローベル」と捉えられる。プロアルテでは、演奏する曲にもよるが、B3以下に加えて、C4からC5までも「ローベル」として扱われることが多い。また明らかに正しい英語ではなく、英語の先生には「Low Bell Ringer、あるいはRinger of Low Bellsと呼びなさい」などと注意を受けそうだが、ローベルを担当するリンガーをローベラーと呼ぶ場合もある。