読み:
からだをつかう
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
よくハンドベルの演奏自体は、優美で繊細に聞こえると言われる。けれども実際に、コンサートを聴きにいらしていただいた方であれば、曲の合間に演奏者が後ろを向いて、汗を拭っている姿を見たことがあるかもしれない。そのように、実際にはハンドベルという楽器の演奏は、かなりの運動量を伴うハードな面がある。その理由としては、演奏者にもよるが、演奏方法として身体を使うことが大きい。準備においても、大きく振りかぶるなどで身体を使うこともあれば、その準備におけるベルの軌道を大きくするために、ひざを使って身体を沈める形で身体を使うこともある。また拍に応じたタイミングを取るために身体を使うこともある。逆に、演奏団体によっては、全く身体を使わない奏法の場合もあり、演奏方法は、各団体それぞれである。
読み:
きつえんは
カテゴリ:
プロアルテ
解説:
プロアルテにおける弱小少数派派閥。楽器運搬車内や、練習場所のすぐ外にある屋外スペースを主な生息地としています。特に練習終了後に、楽器運搬車内で、練習の感想などのとりとめのない話をしながらの一服はたまりませんとのこと。(by 自分)
読み:
きゃすてぃんぐ
カテゴリ:
ハンドベル構造
解説:
ハンドベルの大部分を占める金属部分のこと。クラッパーという内部にある振り子が当たることで、キャスティングが振動し、音が鳴る。<キャスティングの外観>そのため奏法として、ベルの音なった瞬間、またその後に音を止めるまで、振動によりベルの音が鳴り響いている間は、キャスティングを垂直に近い角度に立てながら動かすことで、そこから生じる音の振動が聴衆に届きやすくすることが望ましい、と言われる。
読み:
きんとれ
カテゴリ:
プロアルテ
解説:
ローベラーが、重量のあるローベルを繰り返し、また絶え間なく、リングなどのベル自体を持ち上げる奏法によって、演奏し続ける場合がある。その様子を、あたかもバーベルを用いた「筋肉トレーニング」のようであるとして、時々そのハードなパートのことを「筋トレ」と評することがある。 使用例:「この曲のローベルって、ほとんど筋トレですよね」個人的には、「パッヘルベルのカノン」の3ベル以下のローベルを、2人で担当する場合などは、「筋トレ」以外の何物でもないと感じる。
読み:
くらっしゅ
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
複数のハンドベルのキャスティング同士をぶつけてしまう行為。キャスティングは金属製のため、意図しない耳障りな音を立ててしまい、忌み嫌われる。コンサートの本番にて、演奏中や、曲の合間のベル配置でもやってしまうことがあり、申し訳なさで演奏者をかなり凹ませる。
読み:
くらっぱー
カテゴリ:
ハンドベル構造
解説:
(英)clapper。英語にて、いわゆる「鐘の舌」「振り子」「鳴子」などを意味し、ハンドベルにおいても同意。キャスティングと呼ばれるベルの金属部分にぶつかって音を鳴らすための、ベル内部に備える振り子のこと。<クラッパーを上から見た様子>※この写真に見えるように、プロアルテでは、布製のテーピング・テープを使用してクラッパーの周囲の厚みの調整・カスタマイズをしています。横から見ると、『T』字型をしており、ゴムやフェルトによってコーティングされたクラッパーの先端部が、キャスティングに当たることで、ハンドベルでは音が鳴る。ハイベルやミドルでは、先端部はゴムによってコーティングされ、F3以下のローベルではフェルトによってコーティングされている。そのゴムやフェルトのコーティングの厚さが均一ではないことで、音質を変えることができる。硬い音質を出すクラッパー先端部の位置は、ハードと呼ばれ、柔らかい音質を出す位置はソフト、その中間の音質の位置はミドルと呼ばれる。後述するミドルの音質を出すクラッパーでは、ゴムにフェルトが貼り付けられている音(ベル)もあり、またゴムに開く穴の大きさによって、ミドルやソフトの音質となる音(ベル)もある。クラッパー先端部の位置は、ハンドベルの音質を左右する要となる要素の一つであり、演奏曲ごとに切り替えを要する場合もある。また演奏団体によっては、出荷された初期状態のクラッパー先端部の奏でる音質に満足できず、フェルトをテープなどで足したりすることで、音質の調整カスタマイズをする場合がある。プロアルテでは、特にローベルにて、布製テーピング・テープによってカスタマイズが行われている。またそのカスタマイズに絆創膏を使用する場合もある。殆どの奏法では、ベルの動き・傾きによって、クラッパーをキャスティングに当てて音を鳴らすが、プラックという奏法では、リンガーが直接クラッパーを握って、キャスティングに打ち付ける。
読み:
ぐりー
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
明治学院東村山 中学・高等学校 Glee Handbell Choirのこと。プロアルテにも、その卒業生が数名含まれる。その他の、多くのハンドベル団体に、その出身者を輩出している。年代にもよるが、同校が男子校であった時代では、当然男性のみによるアサイメント構成によって、ハンドベル演奏がされており、また高校生の際の、ホームステイによるアメリカ演奏旅行を共通経験としている。男性オンリー構成の名残りなのか、グリー出身者には、演奏スタイルや選曲などについて、ある共通した傾向が見られるように感じる。個人的に感じるグリーっぽさのポイントとしては、下記のような点が挙げられるように思う。ローベルがぶ厚く、ハイベルもミドルもやたらとパワフル志向万遍ない音の厚みを伴うベル譜が好き曲にもよるが、とにかくテンポは早ければ早いほどGood!独断と偏見で簡単に言ってしまうと、動きとスピードを伴う、ノリノリで派手な曲志向な男ども、と言える。まるでサーカスのようなハンドベル演奏というと言いすぎかもしれないが、ニュアンスは近いかもしれない。
読み:
くりすます
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
(1)キリスト教において、イェス・キリストの降誕を祝う日。(2)コンサートや、演奏依頼といった活動を行うことで、多くのハンドベル団体が、一年で最も活性化し、輝く時期。
読み:
くろす
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
コンサートにおいては、無骨な机の骨格や、その他の机の下の置いた様々な道具が、聴衆の目に触れないように、机の上に置いたスポンジに、布を被せて、予めセッティングを行う。その際に、被せる布を「クロス」と呼ぶ。プロアルテでは、紺色のクロス(クロス水没事件を経て現在2代目となる)を使用している。またそのコンサート前のクロス・セッティング作業においては、美しいクロッシングを目指して、その仕上がりに並々ならぬこだわりを持ちながら、丁寧な仕事ぶりを発揮するクロス職人が、毎年活躍する。
読み:
くろすしょくにん
カテゴリ:
プロアルテ
解説:
コンサートにおいては、机の上に置いたスポンジに、クロスと呼ばれる布を被せて、無骨な机の骨格や、その他の机の下の置いた様々な道具が、聴衆の目に触れないように、予めセッティングを行う。具体的には、ガムテープで、スポンジやクロスを机に固定していく。そのクロスセッティング作業において、机へのクロスの垂れ下がり具合、横や脇から見た際の机の中の隠れ具合、角度を持って交差する机同士におけるクロスの取り回しなど、様々な観点が考慮された、美しいクロッシングを目指して、その仕上がりに並々ならぬこだわりを持ちながら、丁寧な仕事ぶりを発揮するメンバーのこと。
読み:
こていあさいめんと
カテゴリ:
ハンドベル全般
解説:
ハンドベルのアサイメント構成における方針の一つ。具体的には、複数の曲を演奏する場合に、演奏者の担当音を、どの曲でも一律に固定的に割り振る(assignする)こと。例えば、「A」という曲で、演奏者aさん→担当音C4,D4、演奏者bさん→担当音E4,F4、演奏者cさん→担当者G4,A4演奏者dさん→担当者B4,C5というアサイメント構成にした場合、この固定アサイメントでは、次の「B」という曲、そのまた次の「C」や「D」といった曲でも、同様のアサイメント構成で演奏することになる。メリットとしては、自分の担当音が明確になり、全体的に譜読みに取る時間を短縮できる本番演奏にて、曲の合間のメンバー移動やベル配置変更がなく次の曲への移行がスムーズといった点が挙げられる。デメリットとしては曲によって音の登場回数にばらつきがある場合、暇な人は本当に出番がなく暇になってしまう様々なパートを経験することによって取得できる奏法スキルなどを学ぶ機会がないといった点が挙げられる。どちらかというと、ベルに初めて接するメンバー中心の団体向きと言えるかもしれない。こうした固定アサイメントの欠点を補う、別のアサイメント構成方法として、半固定アサイメントなどがある。
読み:
こんさーとのごあんない
カテゴリ:
プロアルテ
解説:
クリスマス・コンサートのお知らせ・チラシなどを含んだ封書のこと。数年前までは、練習で集まった際に、下記のような分業・流れ作業により「ご案内」が作られていた。「お知らせ」と「チラシ」を折る人封筒に住所シールを張る人封筒を糊付けする人折られた「お知らせ」と「チラシ」を封筒に入れて、封をする人<2002年の「コンサートのご案内」作成作業中の様子>※上の写真は、2002年練習日記より。<2010年の「コンサートのご案内」作成作業中の様子>※上の写真は、2010年練習日記より。現在では、その年によって少しでも練習時間を長くするため、担当分数の「お知らせ」「チラシ」「封筒」をメンバーそれぞれが持ち帰り、ポストへ投函する方式を執ったり、この作業を皆で実施したりすることがある。