読み:
べるけーす
解説:
ベルを収めるケースのこと。プロアルテで使用しているマルマーク社製のものでは、木製で外側には黒いコーティングがされ、ベルを収める内側は、ベルの形に刳り貫かれて、その表面は赤い毛皮のような繊維で覆われている。プロアルテで使用している5オクターブの場合は、全部で9ケースとなる。A3用紙サイズの小さいケース(7ベル) × 2ケースかなり大きいローベル用ケース(C3〜D3、D#3〜F#3) × 2ケース大きいローベル用ケース(G3〜B3) × 1ケースまあまあ大きいローベル用ケース(C4〜D#4、E4〜F#4+6ベル) × 2ケース平べったいケース(G4〜xx、xx〜xx) × 2ケース個人的には、ボロボロになったベルケースの外観ほど、その団体の波乱に満ちた演奏や練習活動を反映するものはないと思う。
読み:
べるだこ
解説:
ハンドベルの練習・演奏を長時間・長期間に渡って継続することにより、ベルのハンドル部分に、手の特定の箇所が触れ続けることで、できてしまう『たこ』。ハンドルを竹刀の『つか』、ハンドルカバーをその『つば』に見立てれば、『竹刀だこ』が出来上がる過程と原理は同じと言える。<ベルだこをテーピングしたあるローベラーの手>
読み:
べるみがき
解説:
ハンドベルの練習においては、指紋、手の脂、汗などの様々な原因によって、ベル自体が汚れていく。コンサート前に、その汚れたベルをポリッシュや布などを用いて、綺麗にピッカピカにする作業。<ベル磨きの様子1(2009年)><ベル磨きの様子2(2000年)>
読み:
まるまーく
解説:
Malmark, Inc。アメリカに本拠を置くハンドベル・メーカー。シューマリック社製のベルに比べて柔らかな音質であると言われる。ピアノの鍵盤と同じように、正音は白いハンドル、半音は黒いハンドルと色が分けられている。プロアルテでも使用させていただいております。
読み:
みどる
解説:
ハンドベルにおける低音部でも高音部でもないパートのこと。またそのパートを担当するリンガーたちの総称。 使用例:「ええと・・・ミドルが聞こえてこないんですけど・・・」花形として主にメロディを担当するハイベルや、伴奏として「縁の下の力持ち」であるローベルに比べて、パートとしての存在感が、比較的薄い。けれども実際には、一つの曲の中でハイベルとローベルの要素の両方を要求されることも多い重要なパートであり、例えば、一つのある小節の中で続く音を、最初はメロディとして、続いては伴奏として打ち分ける、といった器用さが要求される場面も多々ある。音域としてのパートは、「ローベルでもハイベルでもないところ」という消去法的な定義になりがちなことが多い。またミドルを担当するリンガーを「ミドラー」と呼ぶのは余り聞かない。
読み:
みゅーじっく・べる
解説:
ハンドベルとの最大の違いは、ハンドベルでは内部のクラッパーがある一定方向にしか動かないのに対して、ミュージックベルではクラッパーの動く方向に制約がない点が挙げられる。またキャスティングと呼ばれるベルの外観の殆どを占める金属部分の材質も、ハンドベルとは異なる。
読み:
ろーべらー
解説:
ハンドベルのローベルパートを担当する演奏者のこと。ハイベルの演奏者のことを、ハイベラーと呼ぶのと同様に、ただ何となく、「〜する人、〜するもの」を表す接尾語「-er」を「Low Bell」に付けてみて呼んでいるだけで、恐らく正規の英語表現ではない。
読み:
ろーべる
解説:
低音部のパートを担当するハンドベルのこと、またそのパートを担当するリンガーたちの総称。 使用例:「ローベル、もっと強くて良いよ!」音が低くなるに従い大きさ、重量を増すハンドベルでは、低音になるほど鳴らすのにパワーを要する。一般的には、曲のメロディーよりも伴奏やリズム部分を担当することが多い。演奏団体、あるいは演奏曲によって、具体的にどの音からを「ローベル」と呼ぶかは様々だが、大抵の場合、B3以下は「ローベル」と捉えられる。プロアルテでは、演奏する曲にもよるが、B3以下に加えて、C4からC5までも「ローベル」として扱われることが多い。また明らかに正しい英語ではなく、英語の先生には「Low Bell Ringer、あるいはRinger of Low Bellsと呼びなさい」などと注意を受けそうだが、ローベルを担当するリンガーをローベラーと呼ぶ場合もある。