ハンドベルの
アサイメント構成における方針の一つ。
具体的には、複数の曲を演奏する場合に、演奏者の担当音を、どの曲でも一律に固定的に割り振る(assignする)こと。
例えば、
「A」という曲で、
演奏者aさん→担当音C4,D4、
演奏者bさん→担当音E4,F4、
演奏者cさん→担当者G4,A4
演奏者dさん→担当者B4,C5
という
アサイメント構成にした場合、
この固定アサイメントでは、
次の「B」という曲、そのまた次の「C」や「D」といった曲でも、同様のアサイメント構成で演奏することになる。
メリットとしては、
- 自分の担当音が明確になり、全体的に譜読みに取る時間を短縮できる
- 本番演奏にて、曲の合間のメンバー移動やベル配置変更がなく次の曲への移行がスムーズ
といった点が挙げられる。
デメリットとしては
- 曲によって音の登場回数にばらつきがある場合、暇な人は本当に出番がなく暇になってしまう
- 様々なパートを経験することによって取得できる奏法スキルなどを学ぶ機会がない
といった点が挙げられる。
どちらかというと、ベルに初めて接するメンバー中心の団体向きと言えるかもしれない。
こうした固定アサイメントの欠点を補う、別のアサイメント構成方法として、
半固定アサイメントなどがある。