ハンドベルでは、
アサイメントと呼ばれる演奏者の担当音域を割り振りを必要とします。
演奏曲によっては、各演奏者の担当する音(ベル)は、メロディー・伴奏として連続する場面が珍しくありません。
そういった場合に、メロディーに属する音ではメロディーの
打点で、伴奏を構成する音では伴奏の
打点でベルを演奏することを、打ち分けと呼びます。
打ち分けでは、
打点のみにとどまらず、【準備】や呼吸なども意識する必要があります。
演奏者によっては、音の所属を明確にするために、例えば自分より高音との繋がりを明示するのなら右側に、低音部との繋がりなら左側に、身体の向きを変えて、打ち分けることもあります。
ハンドベルの演奏において、聴覚的にはもちろん、視覚的にも音楽を形作る際に重要となる一要素と言うことができます。
ハンドベルの練習とは、演奏曲内での自分の担当音の役割を把握すること、またその把握した役割の表現としての
打ち分け」を各演奏者同士が互いに把握・調整し合うこと、と言っても過言ではないかもしれません。