この日は、プロアルテのメンバーたちの出身母体である
立教学院諸聖徒礼拝堂ハンドベルクワイアのクリスマス・コンサート(17:00開場、17:30開演)がありました。
こちらに書いた蕨市のイトーヨーカドー錦町店でのミニジョイントコンサートを終え、直行して池袋の立教大学に着いたのが、開場時間である17時の少し前。
久しぶりの大学正門をくぐって、ビックリ
凄まじい長蛇の列…
大学正門を入ったスクエアなスペースの周囲の半分を埋めるほどの行列振りでした。
上手く説明できませんが、私の良く行くラーメン屋の行列に換算すると、ラーメンにありつくまで恐らくざっと2〜3時間はかかるほどです(つまり、もう列を見ただけでその日は諦めて引き返すレベルです)。
ラーメン屋の喩えでは、逆にイメージが掴みずらくなったかもしれませんが、とにかくそれはもうディズニーランド的な規模の行列で、「え?これって全員チャペルに収納できるのだろうか?」と心配になってしまうほどでした。
また大学の団体による無料のコンサートであるといったことや、確かこれまでは平日の夜に主に行っていたクリスマス・コンサートを、今回からは休日土曜日の夜に変更されたのも影響しているのかもしれません。
とにかく、それはもう驚いてしまいました。
一緒になったOBOGの方々と、延々と行列について「いやあ、すごい、すごい」と話している間に、17時の開場を迎え、無事にチャペル二階にゲットすることができました。
<大学のイルミネーション>
<開演前のチャペルの様子>
二部構成で、全13曲。
第一部は宗教曲を中心に、第二部はクリスマス曲やポップス、日本歌謡、ベル・オリジナルという内容でした。
個人的に印象に残ったことを挙げながら書かせていただきます。
○第一部 聖歌81番「神には栄え」聖歌として有名な旋律をとても軽やかに明るい感じで演奏されていました。
随所で現れるマルテラート(私自身はテーブル・ダンプと呼んでいますが、奏法紹介によると正しくはマルテラートと呼ぶ)をカッチリと揃えて演奏することによる各パートの一体感がとても素敵でした。
○第二部最初の奏法紹介担当されたメンバーの方による、聴衆との距離を感じさせないとても身近な感じのMCでした。
リング、プラック、シェイクといったメジャーな奏法ばかりでなく、サムダンプやマレット、エコーといった殆どのベル奏法を、判りやすい手書きの図の入ったプログラムのページを使用しながら説明で、私のいた席の周囲からも「ほおー」「なるほどー」という声が随所で上がっていました。
○第二部 クリスマス・イブ宗教曲が中心だった第一部のに比べて、第二部は演奏曲にもよるのかもしれませんが、とても自由で楽しそうに皆さん演奏していました。
その中でもこの曲は、演奏するメンバーの笑顔や身体の使い方などから、自由で楽しそうな印象を受けました。ローベルも何気に忙しそうで、現在の立教ベルでは女性が大半を占める中、ローベルを担当したメンバーたちが頑張っているのをすごく感じました。
○ノートルダムの鐘結構アップテンポで演奏されていて、その中でもタワースイングを始め、ローベルのメンバーたちの頑張りをとても感じました。チャイムの音色も素敵で、最後のテーブルダンプ(マルテラート)のピタッとした決まり具合が格好良く素敵でした。
○アンコールのそりすべり私たちもこの日に演奏した曲です。この曲は鈴やウッドプロックや鞭といったギミックが随所に配され、私たちも楽しみながら演奏します。
立教ベルのコンサートでも、やはりテンポよく、楽しそうに演奏されていて、この曲を通じて自分たちとこの出身団体が繋がっていることを改めて感じることができ、懐かしさの中に、ある種の嬉しさを覚えました。
また、コンサート後の打上げに、OBの一人として参加させていただきました。
思えば、大学関係の打上げに行くのも久しぶりで、もうずいぶん歳も離れてしまっているのですが、大学生としての若さやその明るさ、大学サークルといった雰囲気の懐かしさ、また最近の大学に関する様々なことなどを色々と聴くことができ、楽しくまたどこか懐かしい一時となりました。
暖かく接してくださった現役をはじめとする皆さんに、本当に今更ながら感謝です。
ずっと立教ベルがこのような素敵なコンサートと温もりを抱きながら、あり続けてほしいな、と思いました。