そして、そのようにアクセスしてくださった方に対する受け皿となりえているコンテンツが、当サイトではプロフィール配下の「ハンドベルとは」という1ページしかなく、そのページにアクセスした後に、サイトを離脱する人がかなりの割合で存在するという状況が、アクセス解析などを通じて明らかになってきており、「何とかしたい」と強く思うようになっていきました。
今年2月に
スライドショーを作った後、その対策を抜本的に考え始め、「ハンドベルに関する用語集を作ろう」と最初に思い立ちました。
カタカタと時間を見つけて用語を記載している内に、やがて用語集の作成だけでは、従来のハンドベルの歴史や、演奏方法、種類といった内容をギュっと纏めて掲載しているページとのアンバランスさが生じてしまうという点を意識するようになりました。
そして最終的に、「もっと様々なテーマ毎に作られた複数のページによる、包括的な構成のコンテンツの作成」というアイディアに至り、それを載せるシステムとしては
Wikiが相応しいと思うようになりました。
そのようにして、構想・実制作含めて約2ヶ月ほどかけて作ったのが、今回の「
ハンドベルとは」配下の各コンテンツになります。
特に力を入れたのは
「ハンドベルの歴史」です。
不明の理由により、私は歴史が好きです。
WikiPediaを始めとする様々な断片的な資料を見つけ、それらを章立てし、意味が通るように文章で肉付けしながら繋げていく作業は、思ったよりも時間が掛かりました。今年のGWの殆どは、この作業に明け暮れていました。
でも古来からのベルと人との深い関わり、そしてベルにまつわる様々な歴史の延長線上に自分たちが現在扱っている「
イングッリッシュ・ハンドベル」という楽器が存在しているという事実を実感し、それを自分の言葉で表現していくのは、とてもエクサイティングな作業でありました。
期限の切られていない大学のゼミ向けの論文を書いているような気分になれた、という感じでしょうか。
このページをご覧になる皆さんという「ゼミの教授」が良い点数を付けてくれることを願うと共に、また今回のこのコンテンツが、まだ余り情報整理が充分であるとは言えないハンドベルの世界にとって何らかプラスになれたら嬉しいな、と思います。
中学時代からベルが自分に様々な影響を及ぼしてきたように、これにより自分もベルに何らかの痕跡を残し、役に立てていたらこんなに嬉しいことはない、と思います。