練習後に三軒茶屋の世田谷キリスト教会にて行われた
A Tempo Handbell Ringersさんの4thコンサートを聴きに伺いました。
<開演前の様子>
昨年に引き続き、アテンポさんのコンサートを拝聴するのは2回目。
練習を終えて、18時開演に滑り込みました。
教会の会堂にパイプ椅子も追加した上で、一杯の聴衆に溢れていました。
二部構成で全12曲。
クリスマス曲やクラシック曲、ベル・オリジナル曲といったいわゆるハンドベルコンサートにおけるスタンダードに加えて、
ドラクエの音楽や、「スカボロ・フェア」、またジョン・レノンのクリスマス・ナンバーなど、とてもアテンポさんの独自性を感じる選曲が素敵でした。
個人的に印象に残ったことを挙げながら書かせていただきます。
○カッチーニのアヴェ・マリア今年のプロアルテの演奏予定曲であり、今まさに私たちも練習中の曲です。
メロディーと伴奏がハッキリと明確に区別された演奏のスタイルとして、とても参考になりました。
○ベルのモノローグ昨年に引き続きの選曲でした。私自身ローベラーとして地味に忙しく難しい曲だと思います。そして今年はとても演奏がパワーアップされ、重厚さが増していて素敵でした。
○パイナップル・ラグマレット捌きが軽やかでとても素晴らしく見とれてしまいました。拝聴していて、身体が自然に動いてしまうというか、ノってしまう感覚で素敵でした。
○毎年ご担当されるメンバーの方の、随所に笑いを交えた親しみやすいMCベルの説明や団体の説明で、ベルを準備する時間を自然に繋がれていて、いつ聴いてもお上手だなあと思いました。
○アンコール一曲目「Comedian's Gallop」「おーアンコールにこれを持ってきちゃうのね
」と思わせられている間に、ブワッと勢いよく一気に走り抜けた疾走感の溢れた素敵な演奏でした。
○アンコール二曲目の今年他界されたマイケル・ジャクソンの「Heal The World」私もマイケル好きです。数名のメンバーがあのマイケル帽子を被って、曲の合間に、白手袋で手拍子。聴衆もみな引き込まれ、会場は手拍子で一体となっていました。きっとマイケルもあのとき天国で喜びの余り「フッー」「シュクチャク」叫んでいるかもしれません…
選曲や演奏や演出に、世代やパワー的な意味の若さが存分に活かされていて、すごいなあと思いました。また来年も聴きに伺えたら嬉しいです。
音楽は勝ち負けを争うものではありません。ありませんが、私たちも負けられないなあという思いを強くし、様々な刺激をいただいた、本当に素敵なコンサートでした。