<この日の大学正門>
この日の大学は、サークルを始めとする様々な団体が出店を並べたり、バザーが開催されていたり、チアリーダや諸々の音楽系団体などが学内の所々でパフォーマンスをしていたり、ピエロさんたちが歩いていたりと、とてもお祭り的な賑やかな雰囲気となります。
またOBOGにとっては、自分の関連したサークルや団体の現役生たちと交流したり、先輩・同年代・後輩のOBOGなどの懐かしい顔触れに久しぶりに出会うことのできるのも、楽しみの一つです。
実際に、様々な年代のハンドベルのOBOGの方々とお会いすることができ、その近況を伺ったりと、とても懐かしいひとときを持つことができました。
私自身は、下記に参加してまいりました。
- チャペルの3音楽団体によるコンサート
- チャペル団体OBOGによる記念礼拝
ホームカミングデー チャペルコンサート
<開演前のチャペルの様子>
13:30開演で、約1時間ほど。
オルガニストギルドによって3曲、
聖歌隊によって2曲、
ハンドベルクワイアによって3曲
の演奏がなされた後、3団体合同で、
聖歌390番「栄えにみちたる」と、立教校歌「栄光の立教」の演奏が行われ、
コンサートに来たチャペル内の人々も、その2曲を歌いました。
オルガンによる演奏
立教チャペルのオルガンが、様々なところにあるパイプオルガンと比べて、その規模や装備がどれくらいの位置づけなのか(大規模?小規模?)は、パイプオルガンに詳しくないため、よくわかりませんが、
私にとっては学生時代から折に触れて耳にしている、とてもユニークな、懐かしい音色だな、と改めて感じました。
そしてその澄んだ音色がこのチャペルに響き渡る感じは、いつ聴いても良いものだな、と。
聖歌隊による演奏
前の方の席で聴いていたためか、人が歌う声には、オルガンやハンドベルを始めとする楽器とは違って、ブレスに伴う波のようなものを間近に感じました。
その「人の声の波」、繰り返しそれらがうねりながら迫ってくる感じには、楽器とはまた違う美しさがあるな、と。
特に、様々なパートが違う音色でハーモニーをとなった時のその感覚は、とても心地良かったです。
また、恐らくそれぞれ個性を持った様々な聖歌隊員たちが、指揮に合わせて歌うとき、皆同じ顔をしているように見えました。
まるで、音楽の一部となっていることを楽しんでいるかのような表情というか。
2曲とも宗教曲であり、私には歌詞はわかりませんでしたが、素敵な一時でした。
ハンドベルによる演奏
【演奏曲】
- It is Well with My Soul
- Fairest Lord Jesus
- Amazing Grace
3年生の学生による指揮。
今までいくつかのシンプルなアレンジによる「Amazing Grace」しか、ハンドベルでは聴いたことがなかったのですが、
この日の演奏は、
T.D.を伴ったり、後半ローベルによる連打的な伴奏があったりと、壮大・装飾的な今まで聴いたことのないのアレンジによるもので、私自身にとって新鮮で、とても素敵な演奏でした。
ハンドベルにも実際にはキリスト教会と歩んできた、ハンドベルなりの長い歴史があるのですが、
(cf.
ハンドベルの歴史ページ)
一般的なイメージとして、オルガンや聖歌隊ほどの伝統性を持たない、真新しく物珍しい楽器の部類に入るかと思います。
でもこの立教大学のチャペルにて、設立以来20年を経て、他の音楽団体たちに溶け込んで、一体感のあるコンサートを構成していて、OBとしてとても嬉しく思いました。
最後に、聖歌390番「栄えにみちたる」
(J.S.バッハ作曲のドイツ国家としても有名な曲ですね)と立教校歌が、
現役生3団体伴奏によって、コンサートに来た皆によって歌われました。
周りの方々とそれらの曲を歌いながら、先日の
平井小学校にて「となりのトトロ」を演奏した際にも感じたことですが、
音楽には世代を超えて、何かを共有する力があるのだな、と改めて感じました。
そして月並みではありますが、
こうして帰って来られる(ホームカミングできる)場所のあることは幸せだな、と。
立教大学のホームカミング・デイは、秋のこの時期に毎年行われています。
残念ながら、今年は来られなかった方々も懐かしい顔触れや雰囲気に再会しに訪れてみるのも楽しいのではないか、と思います。
またこれからの季節、イルミネーションや、クリスマス・コンサートなど、クリスマスに向けて年間を通じて立教が最も立教らしくなっていく季節であると思います。
ちなみに、今年の立教大学ハンドベル・クワイアによるクリスマスコンサートは、12/11(土)に行われるそうです。
(詳しくは、立教学院諸聖徒礼拝堂ハンドベルクワイアのホームページをご参照ください。)ぜひそのクリスマスの雰囲気を味わいに、足をお運びになられては、と思います。