一曲一曲の出来が、これまでの通しの練習の際に比べて、割とさらっと初回に良い演奏ができるようになってきたように個人的には感じました。
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以前に書いた土曜・日曜両日練習にて、「日曜日の出来具合が良いこと」とも関係しているとは思いますが。
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出だしや、フレーズの切り替わりなどの重要な和音を作る箇所で誰を対象に合わせるかの確認や、メロディーと伴奏がお互いを見ながら音を揃える箇所などが徐々に明確に定まってきていて、個人的には「皆で音楽を創っている」という意識を実感できる場面が折に触れてあって、楽しく感じられるようになってきたように思います。
この日の練習で個人的に最も印象に残ったのは、マスカーニの「間奏曲(インテルメッツォ)」でしょうか。
これまでもプロアルテとしてコンサートで演奏したことのある曲ですが、今年は使用する譜面を変えての演奏となります。
この曲は、例えば今年の曲であれば「ファランドール」や「トリッチ トラッチ ポルカ」のように、劇的な高揚や目まぐるしい疾走といった強いインパクトを決して備えているわけではなく、どちらかと言えば控えめな美しさを愛でるタイプの曲と言えるかもしれません。
抽象的ですが、音が徐々に柔らかくゆっくりと広がっていき、その中で穏やかに美しく歌うメロディーと、それに付加される伴奏の調和を楽しむ感じ、というか。
この日のこの曲を練習している中で、そうしたメロディーと伴奏の調和について、今年のプロアルテがこの曲をどう演奏していくかというのが自分の中でも、よりクリアになった気がしました。
なるほど、この曲のメロディーを、今年はそのように歌うんだなあ、と。
プログラムの中で、決して目立つ曲ではないかもしれませんが、
この曲の演奏の中から、そうした調和を感じ、お楽しみいただけたら、とても幸いです。
最後に、部長が風邪気味で、体調が万全でなく、身体の調子が悪そうなのが気がかりでした。
ご回復をお祈りしております。
関連して、
「
もし本番の際に自分の体調が思わしくなかったらどうするんだろう?」みたいな話があったのですが、
「
腕を骨折でもしない限り、なんとか舞台に上がって、やれるだけはやるしかないのでは」という指摘に、
やはり半年以上その日に向かって練習をしているだけに、実際そうするしかないだろうなと思いました。
どうかメンバー全員が万全の体調で、クリスマス・コンサートの本番に臨むことができますように。
以下、メンバー向け業務連絡です。
(※要ログイン) 12月3回目の練習 12月4回目の練習※全ていつもの場所です