<練習光景>
下記の最初に書いた曲にて、ちょっとした失敗があって、みな笑い出しちゃった場面。
たぶん真剣に集中している分だけ、それが途切れるきっかけがあると、ちょっとしたことなのに凄くおかしく感じてしまうことってありますよね。
ちなみに、一番下の人(私ですが・・・)の頭に巻いたタオルの乱れは、この曲の激しさを表していると言えるかもしれません。
曲の中のゆったりとした箇所も含めて、この曲への
通しの練習が実現。
ようやく、最初から最後まで通すことができました。
緩急が激しく切替る曲なのですが、「緩」の部分の中でも必ずしも一定のテンポで演奏しないためにそうした部分や、急→緩へ、緩→急へと移り変わる部分の調整や確認が行われました。
これまで可能な限り、アップテンポでの演奏を目指してきたのですが、テンポの速さと引き換えに失われてしまう部分、例えば、
- どうしてもアクセントを置く箇所が明確にならず、旋律を意図したように聴かせられない
- 特に伴奏の裏拍などで、音切り(ベルの音を消すこと)ができずに、その残音によって強音の後に弱音に切替えられない
などがあり、若干テンポを落とす方向となりました。
要は、確かにスピード感
も大事だけれども、もっと雑にならないよう丁寧な演奏をしよう、と。
いま振り返ると、この日の練習では「テンポ」がテーマとなる場面が多くありました。
ハンドベルに限らず、複数人によって演奏される音楽全般で言えることだと思いますが、
たとえ皆が既に知っている曲や演奏経験のある曲でも、テンポの捉え方はたぶん一人一人の演奏者によって異なっていて、その年に曲の練習を始めて、
- 最初から演奏者同士のテンポの捉え方が合致する
- また初期の内から「その年に演奏されるべきテンポ」が見つかる
といったことの方が、むしろ稀なのではないか、と感じます。
もし指揮者がいれば、そうしたテンポ面での統一はより図りやすいかもしれませんが、プロアルテでは、指揮者を立てることはありません。
時間は掛かり、また決して効率的とは言えないのかもしれませんが、
この日のような練習を何回も重ねることで、各演奏者の認識の共有を図り、またその年の最適なテンポを探っていきます。
それでもそうした中でも、ある程度のベル経験者によって構成されているプロアルテでは、
自動的に、つまり練習の中で明確な言葉がなくても、そうしたテンポや、重要な箇所としての和音の揃え、あるいは強弱といった曲想までが、譜面や、お互いの動きを横目で見ることで、付与・成立していることがあって、
個人的には、そういう部分がこの団体の一員としてハンドベルを演奏していて楽しい、と感じる部分であったりします。
なので、確かにプロアルテにはタクトを振る指揮者はいませんが、
そういう意味では、
一人一人が指揮者と言えるのではないかなあ、と思ったり。
(ちょっと格好付けすぎかもしれませんが。)またこの日には、昨年もいらして下さった方が、今年も見学にいらして下さいました。
(美味しいお土産
までいただいてしまいました。本当に、ありがとうございました
)
ご自身もベルを演奏され、ハンドベルに限らず様々なコンサートへ足を運ばれている方で、
練習をしていても、そうした方に「見られている」ことを意識することは、とても刺激となりました。
ただ上に書いたように、まだまだ本番演奏のレベルに達していない、かなり試行錯誤な段階の練習でしたので、本番までにはよりレベルアップできているように、これからも努めていきたいです。
以下、メンバー向け業務連絡です。
(※要ログイン) 11月4回目の練習 11月5回目の練習 12月1回目の練習 12月2回目の練習※練習場所がいつもと違うところになる見込みです。 12月3回目の練習 12月4回目の練習※12月の2回目の練習以外の練習場所は、全ていつもの場所です