午前中は、新たに追加された1曲を中心とした練習。
午後からは、先日絞られた20曲弱の今年の演奏曲から、新旧の曲を練習しました。
ちなみに
先日の練習日記にも書いた「クリスマス・メドレー」は、
フルメンバーが揃っていた訳ではありませんでしたが、先日グタグタで上手くできなかった方の練習を、今度は譜面ありの状態で行い、「
やはり譜面があればできる」という状態を確認することができました。
この日に練習していて個人的に印象的だったのは、やはりあるクリスマス曲です。
クリスマス時期にはよく耳にするポピュラーな曲で、コンサートにて演奏を行うと、
アンケート結果でも上位の常連に位置する曲です。
プロアルテでは、ハンドベル用のオリジナル楽譜を用いています。
冒頭ゆったりとした弱音から始まり、まるで歌うようにテンポや強弱を頻繁に変えながら、最後は沢山の和音の連打で盛り上がり締めくくる曲で、プロアルテでは特に
ローベラーの間で人気が高い曲であります。
もしかしたらこの練習日記でも、以前に既に同様の内容を書いているかもしれませんが、
それはそれで例年そう感じているということが何かを表していると思うので、構わずに書き残します。
この曲を、その年に始めて演奏して感じるのは、
要約してしまうと、「
自動的なテンポの統一」「
勝手に一致して付けられるクレッシェンド」です。
曲の演奏を始める前に、特に誰かが「ここはテンポをこうしよう」とか「ここに来たら強弱をこうするように気をつけよう」と注意喚起をするわけでもなく、また曲の最中にお互いに明確に指示をし合うわけでもないのですが、
演奏を始め、目の前にある譜面にある音符や記号を解釈し、また周囲の呼吸や準備(ベルを打つ前の身体や腕の動かし方)をお互いに感じながら演奏することで、結果として「自動的にテンポが統一」され、「勝手に皆で一致したクレッシェンド/デクレッシェンド」が付きます。
クレッシェンド(crescendo):徐々に強くしていく表現方法。略称は「cresc.」「<」など。
デクレッシェンド(decrescendo):クレッシェンドとは反対に、徐々に弱くしていく表現方法。略称は「decresc.」「>」など。
cf.
WikiPedia日本語版「強弱法」この曲のハンドベル用のオリジナル楽譜では、終末に和音の連打があります。
その一拍一拍に皆で同じ腕の振りで音量とタイミングを合わせ、リタルダンドをかけながら、締めくくっていきます。
決してハンドベルに限らないと思いますが
それは気持ちの良い、ある種の充実感を伴う確認行為で、「
ああ、ハンドベルの演奏って愉しいものだな」と感じるひと時でありました。
本番のクリスマス・コンサートでも、少しでも聴いて下さる方々に、
そうしたハンドベル演奏にまつわる愉しみが表れていたらと思います。
以下、メンバー向け業務連絡です。
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